師走の季節。早いもので怒涛の2025年が終わろうとしている。
万博、女性首相誕生、チャッピーなど、いろいろあったわけですが、今年も、しゃべる図書館2025年ランキングを開催。記事にしようと思ってたけどできなかったあんなことやこんなことも含めて、今年心揺さぶられたものを振り返ります。
■こっとんの心動かされたランキング
第1位 TVアニメ「チ。―地球の運動について。―」
NHKで放送されたテレビアニメ。原作漫画は2020年から2022年までビックコミックスピリッツに連載されていた。天動説が信じられていた頃に地動説を研究した研究者達の物語。原作の面白さは広く知られているが、アニメも本気度MAXの素晴らしいものだった。
深夜アニメとしては異常な盛り上がりを見せた今作。不気味でグロテスクな暮らしの中、星空のどうしようもない美しさに魅せられる登場人物たちに、なんだか泣けてきちゃう。原作のもつ脚本の強さに加え、アニメーション、声優の名演、音楽、といった各方面の豊かな表現が、独自の世界観にどっぷり浸からせてくれる。
特に、オープニング曲となったサカナクションの「怪獣」がいかに素晴らしいかについては、すでに記事にしているのでぜひ読んでみて欲しい。「怪獣」のMVも「チ。」の内容を彷彿させる内容となっていて、各業界を股にかけた壮大なプロジェクトとなっている。
第2位 【時間がない方必見】3時間の映画『国宝』を多忙の3人が分割鑑賞!足りない部分を補完しあったら皆で号泣できるのか!?/さらば青春の光Official Youtube Channel
今年最も話題となった映画といえば『国宝』に違いない。私たちのYoutube動画でも語った通り、しゃべとしょ的には概ね満足だが、どこかもの足りない、といった感想だったのだが、その鑑賞体験を一気に引き上げてくれたのが、さらば青春の光のこの動画だ。
3時間ある『国宝』を1時間ずつ前編・中編・後編の3つのブロックに分け、3人の芸人が1ブロックずつ鑑賞した後、答え合わせ的に話を共有してみる、という企画。作品の冒涜だと感じる人もいるだろうが、むしろ見ていない部分に対して想像力がフル回転し、濃い感想を共有することになる。
1人当たり1時間しか見ていないからかストーリーや構成をかなり詳細に共有することができ、辻褄が合っていく部分や、曖昧なままとなっている部分が面白い。同じ物語を見ているはずなのに、あんなに面白くしゃべれるなんてさすが芸人だ。
この動画は『国宝』を観た人も観ていない人も楽しめる。映画がロングランとなったこともあって、企画がばっちりハマった。企画力がすごい。
第3位 ケラチントリートメント
髪を伸ばそうかなと思い、髪質改善系の美容室に変えたのだが、そこで勧められた「ケラチントリートメント」がすごい威力だった。「ケラチン」とは、髪の毛を構成するタンパク質のひとつ。紫外線やカラー、アイロンで日々ダメージを受けている髪の毛にケラチンを入れることで、ぎゅっと詰まった髪の毛にしてくれる。半信半疑で受けたトリートメントだったが、本当にドゥルンドゥルンに仕上がる。私の髪が、CMで出てくる髪の毛みたいになった。
美容室でトリートメントを受けたことがある人はわかると思うが、美容室での施術直後はサラサラでつやつやでも、10日もすればその効果は半減してしまうのが普通。だが、このケラチントリートメントは従来のトリートメントよりも確実に長持ちするし、なんならカラーの持ちも段違いになる。軟毛・くせ毛・細い髪のわたしにはかなり合っていた。基本的にルックスに自信がない、かつどうでもいい派の私だが、髪を大事にしよう!と思えたのでランクイン。
ただし結構なお値段なので、気軽にリピートできないのが難点。ホームケアでもケラチン配合商品を選んで何とか長持ちさせつつ、今後は半期に1回のご褒美ケアにしよう思う。
第4位 長谷川あかりさんのハンバーグ
Xでめちゃくちゃ話題になったハンバーグのレシピ。作ってみて納得。この感じのハンバーグって家で作れるんだ!と、かなりの驚きがある。家族にも大好評で、我が家の晩御飯ローテーションに即採用となった。
卵やパン粉、玉ねぎのような定番の材料は使わず、ベーコンと片栗粉、多めの牛乳を入れ、ミニトマトと一緒に酒蒸しにするハンバーグ。ひき肉料理なのに玉ねぎのみじん切りから解放されるのが地味に嬉しい。
アメリカンダイナーのハンバーガーパテのような、香ばしさとぎゅっと詰まったお肉がおいしい。酒蒸しした時のソースをそのまま使って、ミニトマトをつぶしながらいただく。堅めのパンにはさんで食べてもきっとおいしい。
ちなみにレシピ内では、焼くときに使用するフライパンを使ってタネを作ることを推奨しているが、私はなんか気になるので、捏ねるときはボウル、焼く時はフライパン、と分けている。
長谷川あかりさんのレシピは、白菜のクリームスープもおいしかったのでおためしあれ。
第5位 BE:FIRST「夢中」のLEOくんのフェイク
昨年の心動かされたランキングで紹介したオーディション番組「No No Girls」の合格者が、今年HANAとしてデビューして注目を集めているが、彼女らの事務所の先輩にあたるBE:FIRSTの実力も凄まじいものがある。
今年の春放送されたドラマ「波うららかに、めおと日和」の主題歌としてヒットした「夢中」。BE:FIRSTでは数少ない純情なラブソングで、「BE:FIRSTはダンスの人たち」というイメージをいい意味で裏切った。
特に間奏部分のLEOのフェイク「Forever yeah〜」(2:17)をぜひ聞いてほしい。鼻腔をつかった甘い声色と、音程の正確さ、主張しすぎない歌い方。たった1〜2秒の歌声だが、こんな声のメンバーいた!?と衝撃が走った。
デビュー時点ですでに高い歌唱力を持っていた彼らなのに、さらに磨きがかかっており努力の跡を感じる。私は実力のある人が大好きだ。ずっとひた走ってくれ、BE:FIRST。
■しーまんの心動かされたランキング
第1位 アドレセンス
Netflixで配信されたイギリスのドラマ。13歳の少年が同じ学校の女子生徒殺害の容疑で逮捕されるところから始まるドラマで、何がすごいって、すべてワンカット撮影、カメラ長回しというところ。たとえば、第1話だと少年の自宅警察が捜査に入って逮捕され警察署に連れていかれて身柄拘束の手続きを進めていく、というプロセスがとても詳細に描かれている。地味なんだけど、「へえ、こうなってるんだあ」という興味もわいてしまう。
特に見ごたえのあるのは第3話。逮捕後、臨床心理士が少年と面談する話で、心理士が心情や家族関係など少年のバックグラウンドを探っていくなかで、少年は素直に答えたり怒り出したりして落ち着かない。不安定で、緊張感のあるやりとりに目が離せなくなる。
見た後に、ずしっと残るものがあるドラマ。
第2位 白と黒のスプーン〜料理階級戦争〜
Netflix配信の韓国発、料理サバイバル番組。成功を収めた20人の”白さじ”料理人と、まだ無名ながらネットや口コミなどで話題になっている80人の”黒さじ”料理人、総勢100人のシェフが賞金を懸けて対決する。
初戦は黒さじだけのサバイバルで始まるが、第2戦で黒さじと白さじの直接対決が始まり、白さじの人ってただものじゃないんだ、というかんじを見ていくのも楽しい。チームを組んで100人分をつくるなどもあり、普段は個人プレーの料理人がチームワークを試されていくのもとても面白い。
審査員の2人も非常によい。韓国の三ツ星シェフのアンシェフはとてもロジカルに評価する。もう一人の審査員のペクさんは愛嬌抜群なかんじ。二人の意見が一致しないときどうするんだろうという興味も湧いてしまう。
2025年12月からシーズン2も始まるので必見。
第3位 大阪・関西万博
記事にも動画にもしましたが、やはり万博はいれざるをえないかなと。始まるまでも、資材高騰に伴う費用増加、参加国の撤退、万博後のレガシーなどなど、いろいろありましたし、開始直後も来場者数が少ないとか、長蛇の列とかいろいろありました。
だからこそ行ってみたわけですが、まあ行ったら面白いですよね。パビリオンに行けば、その国の雰囲気が味わえるし、先端技術らしきものも見たりできるし。
プロジェクトXか、ガイアの夜明けなどで、万博の舞台裏やってほしいなあ。
第4位 ファイナルドラフト
https://www.youtube.com/watch?v=Nn77lsLWBOo&pp=ygUb44OV44Kh44Kk44OK44Or44OJ44Op44OV44OI
マンスリーフィルムレビューでも記事にしたNetflixのスポーツサバイバル番組。現役引退したアスリートたちがもう一度、異種混合戦していくというもの。参加者の年代、性別、競技などがいろいろいるのが面白い。特に、40代のアスリートが本気で挑んで、20代・30代を超えていくのに勇気をもらう。
普段スポーツとあまり縁のないしーまんは、お恥ずかしながら、初めてボクサーの長谷川穂積さんを知りファンになりました。その後、穂積さん出演の「チョイ住み in メルボルン」も見まして、これまたとても良かった。
普段スポーツ観ない人でも楽しめるコンテンツです。
第5位 爆弾
2025年10月31日公開。山田裕貴、佐藤二朗、渡部篤郎などが出演。酔って逮捕された平凡な男・スズキタゴサク。男は「わたし、霊感で10時に秋葉原で爆発があるとわかった」と言い見事的中。「これから3回、次は1時間後に爆発します」と言って警察との攻防が始まる。
見ごたえのあるシーンは、ベテラン刑事の清宮(演:渡部篤郎)とスズキタゴサク(演:佐藤二郎)のやりとり。スズキタゴサクに翻弄されながらも、長年の経験に裏打ちされた清宮の観察眼も負けていない。前半の取調室のやりとりは息をのんで見入ってしまう。
今年の話題作である『国宝』が派手で気合の入った歌舞伎シーンで引き込まれる感じであるが、『爆弾』の方は取調室という密室空間で静かに進む言葉のやりとりで没入させられるというかんじ。2025年は気合が入った邦画があってうれしい。
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