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漫画とドラマと映画

『パリピ孔明 THE MOVIE』を観た

2025年4月25日公開。映画館到着が5分くらい遅れてしまい、途中で入ったらいきなりディーンフジオカが中国語で歌っていた。

あらすじ

三国時代の天才軍師・諸葛孔明が現代の渋谷に転生し、シンガー志望のEIKOの夢を叶えるべく、軍師=マネージャーとして知略を駆使して音楽業界に挑む。舞台は日本最大級の音楽フェス「MUSIC BATTLE AWARDS 2025」。孔明の前に現れたのは、かつての宿敵・司馬懿の末裔。策略×音楽×青春が交錯する、新感覚エンタメバトルが開幕。総勢50名以上のミュージシャン&ダンサーが大集結し、6000人以上の観客を動員したライブシーンも見どころ。

ドラマ版はみておいたほうがよい。

遅れて映画館に入ると、突然ディーンフジオカ(劉備役)が宴っぽいシーンで中国語で歌唱。あ、そういうかんじなのね?と思っていたら、「三顧の礼」のシーン。おお、丁寧に描くんだなあ、と観ていたら、三大音楽レーベルによる音楽バトルフェスなるものが展開され、菊地凛子やくっきーなどのアニメ版にはいないキャラが次々と登場。そして本格的なライブシーンに突入。あれ、アニメの1話とだいぶ話が違うな。どこかで説明とか回想シーン的なものがあるのかな。気づけば雷鳴とどろく天空に孔明が昇っていくラストシーンっぽいかんじに。おやおや。

そう、パリピ孔明のアニメだけみて映画館にやってきたわたくし、しーまんは、軍師・孔明の計略にまんまとはまっていたのである。情報不足のまま暗闇の映画館に突入し、もはや撤退もできず、観る側はただそこに閉じ込められるのみ。まったく、孔明恐るべしである。

みなさん、この映画は完全に
ドラマ版の延長線上
にありまっせ。

この映画を楽しむために必要なのは、三国志の知識でも、巧妙な計略でもない。そう、ドラマ版の視聴。事前学習です。すぐにネットフリックスでみましょう。なんならアニメ版は観ていなくてもいいので、ともかくドラマ版を見ましょう。

ストーリーはアニメが面白い。音楽シーンは映画が最高。

諸葛孔明が時空を超えて渋谷に転生し、軍師としての計略を駆使してシンガー志望のEIKOに仕える。かなり斬新な設定で、アニメの1話目でひきつけられた人も多いのではないだろうか。

転生もの(→ 三国時代の諸葛孔明が現代・渋谷に転生)

歴史パロディ(→ 孔明、司馬懿など歴史的人物の設定を現代に持ち込む)

音楽もの/サクセスストーリー(→ 無名シンガー・EIKOが夢を目指す)

知略・軍師もの(→ 孔明が音楽フェスを「戦」と見立てて策を巡らす)

コメディ/カルチャーギャップ(→ 孔明が現代社会に適応していく過程)

という多様な要素の絶妙な組み合わせでリズムよく進んでいくのは、やはり30分×12話という構成のアニメ版。シンプルに面白い。

実写ドラマ版は、1時間×12話でやや間延びしてしまうし、リアルな現実世界の中で孔明が人並外れた知略を駆使しても、やっぱりどこか冷めてしまうのが否めない。
(映画館から帰宅して速攻でドラマ版12話を爆速で制覇しましたとも!兵は神速を貴ぶ)

一方で、実写版は音楽のクオリティが高い。音楽モノとしての要素が強く、特に『パリピ孔明 THE MOVIE』のライブシーンは事前情報通り、普通にいいライブ映像じゃん、という感じの迫力。あと、出てくる人みんな歌もダンスも、うまいのよね。EIKO役の上白石萌歌はいい声だし、マリア・ディーゼル役のアヴちゃんとかすこぶるうまい。ミア西表役の菅原小春のダンスシーンも圧巻。

映画公式サイトより)


そのほか、水森かおり、岩田剛典、ピアニストの亀井聖矢、&TEAMなどが本人役としてでていて、結構がっつりパフォーマンスしているので楽しい。

ネトフリでドラマ版を見て、舞台である渋谷の映画館で観れば、バイブスも上がることでしょう。

  • 記事を書いたライター
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しーまん

口癖が「そもそもそれって・・・」の面倒くさいアラサー男。図書館にひきこもっていたいけど、なんとか外界と接触して生きながらえている。東京在住。

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